当院では、生後2ヵ月から行うロタウイルスワクチンを予約する際に、ロタリックスかロタテックのどちらかを選択することになります。
効果には違いはありませんので、どちらを選択しても問題ありません。ただし初回にロタリックスを接種した場合はその後も最後までロタリックスで、また初回ロタテックを接種した場合、以後はロタテックで接種を行うことになります。
以下、厚労省のホームページより抜粋したものを添付しますので参考にしてください。
ご不明な点がございましたら、電話にてご確認のほどお願い申し上げます。
<製剤の種類>
ロタウイルスワクチンにはどのような種類がありますか?
ロタウイルスワクチンには、ロタリックスとロタテックの2種類があります。どちらのワクチンも定期接種の対象となります。
・ロタリックス ; 経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン(1価)、グラクソ・スミスクライン株式会社
・ロタテック ; 5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン(5価)、MSD株式会社
2種類のワクチンの有効性には差がありますか?
2種類のワクチンの有効性は同等と考えられています。ロタリックスは1価の弱毒生ウイルスワクチン、ロタテックは5価の弱毒生ウイルスワクチン(それぞれ1種類、5種類の弱毒化したロタウイルスがワクチンに含まれています。)という違いがありますが、ロタウイルスワクチンは種類の異なるロタウイルスによる急性の胃腸炎の重症化予防にも効果があるため、どちらのワクチンを接種しても同様の効果があります。
2種類のワクチンの接種回数や接種時期は、どうなっていますか?
接種回数は、ロタリックスは2回接種、ロタテックは3回接種となっています。また、接種時期は、ロタリックスは、初回接種の後、出生24週0日後までに、27日以上の間隔をおいて2回接種、ロタテックは、初回接種の後、出生32週0日後までに、27日以上の間隔をおいて3回接種することとなっています。